先週号のAERAを手にしたとき、なんだこれはと思ったのは私だけではないはずです。その証拠に多くの人達から批判を浴び、AERAが陳謝する始末に…。

そして、今週号を手にして、びっくり。野田秀樹氏のコラム「ひつまぶし」にて、「突然ですが、最終回です。」と怒りの連載中止の宣言が!
突然ですが、最終回です。
先週号のアエラの表紙を見て私は愕然とした。「放射能がくる」という大きな赤い文字が、防毒マスクのようなものを被った男性の大写しの顔の上で踊っている。
たった一言でも重いコトバがある、と私は信じる。十五万部という発行部数の雑誌がそのコトバの重みを知らないはずはない。…<略>…
だが、本文をどこからどう読んでも、その根拠がよくわからない、(『「東京に放射能がくる」という。しかも最悪の事態はチェルノブイリなのだと断言までして。』ということに対して…筆者注)数字でも示されていない、一体どんな根拠で、あの表紙が物語っているほどのレベルの放射能が、現時点で東京にくるのか、そして、最悪の事態がチェルノブイリ―なのか、教えてほしい。…<略>…
危機にある時、その危機を煽っても、その危険はなくならない。危険を出来るだけ正確な情報でそのまま伝えること、これがまっとうなマスメディアのやることだ。その意味で、まっとうなマスメディアが近頃減ってきたことは、重々承知していたはずだった。だが自分が毎週連載をさせてもらっているアエラが、まさか、より刺激的なコピーを表紙に使い人々を煽る雑誌だったとは気がつかないでいた。誰に謝ればいいのかわからないが、申し訳ない。故にこの回をもって、この「ひつまぶし」を終了させていただくことにした。長らく、この「ひつまぶし」を御愛読してくださった読者には、心から感謝をしています。身勝手なモノカキのわがままではありますが、先週号の表紙を見て、直感的に覚えた、このアエラの「現実」に対する姿勢への不安が消えません。
アエラという雑誌は何を目指しているのですか?フィクションですか?それともノンフィクションですか?
ひぃぃ〜っ、ショック。
そして、最後の、「何を目指しているのですか?フィクションですか?それともノンフィクションですか?」という言葉、ものすごく重要なことと思うのです。
また、あえてこの記事を載せたAERA編集部にも脱帽。がんばってください。